今回は、ホンダの新型シビックタイプR “FL5” のローダウンサスペンション交換でご入庫いただきました。
FL5のローダウンスプリングは、この時点でタナベ、RSR、アイバッハ、そしてスプーンからもラインナップがあったと記憶しています。お客様は特にメーカーへのこだわりをお持ちではなかったため、「バネはバネ屋さんに任せてみては?」という意見も参考に、今回は実績のあるタナベ製をチョイスしました。
取り付け作業ですが、フロントはアッパーマウントのナットを外し、スタビリンク、トーロッドを緩めます。今回はブレーキフルードとパッド交換も同時進行でしたので、キャリパーとブレーキホースも取り外しました。
その後、アップライトに刺さっているショックを抜き取るのですが、ここが少しばかり厄介でして…。試行錯誤しながらも、なんとかサスペンションを取り出し、スプリングを交換。これでフロントの作業は完了です。
リアは比較的簡単に作業ができましたので、ここでは説明を割愛させていただきます。
取り付け後の車両はこのような感じになりました.
写真だと少し分かりづらいかもしれませんが、車のデザイン上ややリア下がりに見えるのが特徴的です。
ブレーキパッドの交換は特に問題なく、スムーズに作業が可能です。今回の写真は、つい先日パッド交換でご入庫いただいた際のものです。
そして驚くことに、このFL5は新車で購入されてから今回で4回目のパッド交換となります!
オーナー様のこれまでのパッド遍歴は、
と続きます。
通常、FL5用としてはCCRGの設定はまだないのですが、エンドレスに確認したところ、FK8用が流用可能とのこと!それならばと、MXよりも上のコンパウンドであるCCRGを選ばせていただきました。
走行距離は1万kmを少し超えたところですが、やはりサーキット走行がメインとなると、重量級の新型シビックではパッドの持ちはこのくらいのようです。
今回のチョイスはオーナー様のお好みに合わせたブレーキパッドです。これでサーキット走行がさらに楽しくなること間違いなしですね!