今回、当店のお客様のグラントゥーリズモの内装のべたつき修理の為、お車をお預かり致しました。
輸入車に多い、黒い樹脂部分のベタベタ…
特殊な塗装が経年劣化により溶けてベタベタする症状はどうしても避けられません。
グラントゥーリズモに限らず、イタリア車、ドイツ車、イギリス車、フランス車等も樹脂パーツ用の特殊な塗装がされている場合は段々と同じ様な状態になってしまいます。
原因は樹脂パーツに施されたプロテイン塗装やラバー塗装。
これが日光や熱、紫外線で段々と劣化しベタベタしてきてしまいます。
ちなみに日本車でも樹脂パーツに同様の塗装を採用している車種もあり、輸入車特有の問題というわけではありません。
が、採用例が多いのかイタリア車やフランス車にその傾向が強い気がします。
ベタベタと劣化してしまった場合は、一度原因の塗装を剥がし、再度別の塗装をする事が必要になります。
新品パーツに交換という手もありますが….再発する事になる可能性がある為リペアの方が良いかもしれません。
箇所によって程度は様々ですが、リペア前の状態はこのように全体的に劣化が進んでいました。
今回施工の為に外したパーツ一覧です。
インパネ廻りやセンターコンソール周辺、スイッチ類を外す必要があった為、内装はご覧の状態に。
パーツを破損させないように、丁寧な作業が要求されます。
リペア施工完了後はさらっとしていて新車時のよう。
お客様にも満足いただけたようで何よりです。
同様の症状でお困りの方は、アルトーレヨコハマベースへご相談下さい。