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Aventador SV / SVJ
POSTED:
2025/01/23
昨年後半あたりからアヴェンタドールのお話があり
特にSVとSVJの注目が改めて高いと思ったので
少し違いを書いてみます。
各所で比較や違いなどは書かれていますが、
スペック以外は簡潔に書かれているのが多いので、
掘り下げて比較してみたいと思います
まずは名前から
アヴェンタドールSV
Aventador LP750-4 Superveloce (Coupé / Roadstar)
LPは
「longitudinal posteriore(ロンギチューディナル・ポステリオーレ)」
後方縦置き、エンジン搭載位置を示しています
Superveloceは「Super Fast(スーパーファスト)」
超早い!…と書くと少し幼い感じがしますが、速さを求めたモデルということです
アヴェンタドールSVJ
Aventador Superveloce Jota (Coupé / Roadstar)
過去のミウラのレーシングバージョンのイオタ(Jota)に敬意を払い
SVのさらに高性能バージョンであることを示しています。
SVは前期アヴェンタドールLP700-4の世代、
SVJは後期アヴェンタドールSの世代がベースになっています
名前でも少し違いがあります。
実はLP~が後期には付いていません。
各所、記事やWikiなどでは後期にも付いていたり、
ランボルギーニのサイトだとSVにLP750-4が書いていなかったりと
混乱しがちなのですが
発表時はSVにはLP750-4の記載がありました。
前期と後期でCEOが違う為なのですが、
前期は2020年に復帰した現ランボルギーニCEO、
ステファン・ヴィンケルマン体制の下で発表され、
後期は前ステファノ・ドメニカリCEO(現F1グループCEO)体制の時に発表されました。
ややこしいですね。
LP~が無くなったのは「わかりにくいから」らしいです…
ただ、ステファン・ヴィンケルマン体制に戻ってから発表された
Aventador LP780-4 UltimaeとCountach LPI800-4はLP表記が復活しましたが
現行のRevuelto
(
レヴエルト)とTemerario(テメラリオ)にはLP表記はされませんでした。
ハイブリッドになり新時代を示す為でしょうか。
スペックとしては
———————-アヴェンタドールSV———————-
最高出力
750 HP (552 kW) @ 8400 rpm
最大トルク
690 Nm (507 lb.-ft.)@ 5500 rpm
車両重量
1525kg(乾燥重量)
ホイールベース
2700mm
ボディサイズ
4835mm(L) × 2030mm(W) × 1136mm(H)
サスペンション方式
ダブルウィシュボーン式サスペンション
サスペンションタイプ
ショックアブソーバーと水平スプリングを採用した
前方後方パッシブ・モノチューブ・プッシュロッド式サスペンション
タイヤサイズ
前 : 255/30 ZR20 ・後 : 355/25 ZR21
燃料タンク容量
90 L
———————-アヴェンタドールSVJ———————-
最高出力
770 CV (566 kW) @ 8500 rpm
最大トルク
720 Nm @ 6750 rpm
車両重量
1525kg(乾燥重量)
ホイールベース
2700mm
ボディサイズ
4943mm(L) × 2098mm(W) × 1136mm(H)
サスペンション方式
アルミニウム製ダブル・ウィッシュボーン式、
完全独立型フロントおよびリア・サスペンション
サスペンションタイプ
ホリゾンタル・ダンパーおよびスプリング付き
プッシュロッド式フロント/リア磁性流体アクティブ・サスペンション
タイヤサイズ
前 : 255/30 ZR20 ・後 : 355/25 ZR21
燃料タンク容量
85 L
最高速350km以上、0-100km/h加速2.8秒は共通です。
7速ISR、4WDシステムの第4世代Haldexも調整の違いはあるでしょうが
基本的には共通のシステムだと思います。
そんなに違いはないのか?と思いますが
サスペンションは磁性流体アクティブサスペンション
(MRS/マグネト レオロジカル サスペンション)の調整幅を変更、
アンチロールバーをSVに比較して50%上げ、ダンピングレート15%向上。
アヴェンタドールS世代から装備された後輪操舵システムと、
SVJから第二世代の車体制御用
LDVA(ランボルギーニ・ディナミカ・ビークル・アッティーヴァ)システムの恩恵もあり、
ボディワークと合わせて、操作性と足回りにアップデートが施されています。
ALA2.0(アクティブ エアロダイナミクス システム)による
空力特性の向上も見逃せません。
ダウンフォースを40%向上させながら、ドラッグは1%減少させています。
アップデートを施しながら、車両重量をそのままに留めたのは素晴らしいの一言です。
ニュルブルクリンク ノルドシュライフェ(旧北コース形式)のラップタイムだと
アヴェンタドールSVJ 6:44.97 (2018)
アヴェンタドールSV 6:59.73 (2015)
約15秒の短縮になっています。
SVJは約2年間市販車最速記録を保持していました。
スペックとしてはこのような変更でしたが、
やっぱり気になるのはデザインですよね
SVJ=グリーン
SV=レッド
次はRoadstar
SVJ=ゴールド
SV=ブルー
こうして並べると外装は
フロントフード/ヘッドライト/フロントフェンダー
ドア/ミラー/フロントガラス/Aピラー廻り
共通パーツはこのあたりでしょうか
SVJはフロントバンパーに空くALA用のダクトと
リアセクション中央のエキゾーストが目立ちます
エンジンフードとウイングの変更も大きい箇所ですね
エンジンフードはSVJでクイックリリース方式に変更されています。
ウェッジシェイプなので共通点は多いですが
SVは空気を切り裂いて、上から押し付ける設計
SVJは全面で空気を取り入れて、
積極的にダウンフォースを活用する設計に見えます。
私としてはフロントはSV、リアはSVJが好みです。
SVのウイングステーから下につながるようなデザインも素晴らしいですが。
これもYモチーフなんでしょうか。
限定台数は
Aventador LP750-4 Superveloce Coupé
600台 / 4795万5883円(税別)
—————————————————————————————-
Aventador LP750-4 Superveloce Roadstar
500台 / 5238万9883円(税別)
————————————————————————————————————————————
Aventador SVJ Coupé
900台 /5154万8373円(税別)
—————————————————————————————-
Aventador SVJ63
63台 / 6959万0303円(税込?) ※非公表
—————————————————————————————-
Aventador SVJ Roadstar
800台 / 5714万3135円(税別)
—————————————————————————————-
Aventador SVJ63 Roadstar
63台 / ※非公表
※プレスリリース記載価格
今では全てに約7000万円~のプライスが掲げられ、
2020~2023年の価格よりは落ち着いたといえども
ロードスターモデルは1億円を超えるものも少なくありません。
細かいスペックや乗り味などはカーメディアにお任せし、
デザイン的な比較と変更箇所をピックアップしてみました。
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