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BMW ALPINAの違い
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BMW ALPINA
自動車が好きな方なら一度は聞いたことがあると思います
正確には
ALPINA Burkard Bovensiepen GmbH & Co
(アルピナ・ブルカルト・ボーフェンジーペン有限合資会社)
が展開する
ALPINA Automobiles
(アルピナ自動車製造会社)
ALPINA社と表記されるのが一般的です
GmbHは有限会社という意味で、BMWはAG(株式会社)となります。
でも、日本ではBMW ALPINA 表記なので間違いではありません。
URLはalpina.co.jpなのですが…
元々は車のチューナーでしたが、品質の高さを認められ
BMWから車両を提供され、様々な専用パーツを組み込み
独自に製造販売している自動車メーカーです。
一般的なイメージとしてはメルセデスベンツのAMGが近いと思いますが、
厳密には異なっています。
AMGと近いのはBMW Mで
AMGとMも成り立ちとしては異なりますが、
詳しくないとわかり辛いですよね
2022年にBMWへのALPINAの商標権の譲渡が発表され、
2025年末からBMWへの完全な直轄となることになっています。
今まではBMWのシャーシナンバーの打刻を消して、
ALPINA独自のシャーシナンバーの打刻がありましたが、
アメリカ製造の個体などは最初からALPINAのシャーシナンバーの打刻になってきています。
ALPINAといったら何でしょうか
BMWの高級ライン？
特徴的なアルピナデコセット(アルピナライン)？
20本のスポークがあるアルピナクラシックホイール？
等々このイメージが多いかなと思います。
一番の特徴はエンジンだと考えています。
もちろん専用のパーツであったり、全体の加工品質の高さもそうなのですが
やはりエンジンと言っていいと思います。
スムーズで繊細で滑らかさも感じる独特のフィーリング
それはディーゼルであっても変わりません。
通常のBMWのエンジンと比較するべきではありませんが、
クラフトマンシップの詰め込まれたALPINAのエンジンは
1段も2段も上の仕上がりになっています。
それに伴う足回りも改良され、ボディ全体で感じる”良さ”は
一度味わってしまうと忘れられなくなってしまい、
ALPINAを求めてしまうのも理解できる所です。
あまり宣伝はしていませんが、ALPINAはBMWで製造されたエンジンを
専属のエンジニアが1台につき1人でALPINAの基準で組みなおしています。
One Man・One Engine
各部研磨などもして、個体による公差を徹底的に少なくしているというお話です。
さらにALPINA独自で専用開発されたパーツを組み込み、
自身の基準に合う様チューニングされたエンジンです。
勿論内装も独自のパーツで加飾され、
レザーも専門の職人がALPINA用に張り替えなどをして仕上げています。
ALPINA車全体に言えることですが、パーツ一つとっても
良質な供給元からさらに自分たちで検品し、
その中でより良いものを選別して使用しているということです。
その他にも制御ソフトであったり、トランスミッションも変えていたり等々
独自で仕上げ、こだわり抜いた逸品がALPINAとして出荷されています。
固有のVIN(車台番号)を刻印するようになったのも、品質への自信の表れからだと思います。
その為、年間1200～1700台程度、2000台に満たない生産台数となっています。
その内の30%～35%が日本に輸入されていると言われています。
日本は輸入車の市場規模は世界的にみると少ないのですが、
BMWは日本を重要視していると発言したことがあります。
3シリーズが日本専用サイズであったこともあります。
なぜなら
“日本のユーザーが満足してくれる品質なら世界中どこでも通用する”から
他の自動車メーカーのトップも同様の発言をした事がある記事を見たことがあります。
生産台数の3割が日本に来るのも、
日本のユーザーがALPINAの良さをしっかり理解している証拠でしょうか。
Mモデルと比較され、
Mはスポーツ
ALPINAはGT
と表現されるのことが多いかなと思います。
スペックもMモデルに近い数値ですがMを超えた出力を設定している事は無く、
また、最高速度ではなく巡行最高速度と表現し
その速度で長時間巡行出来るという機械的な信頼性を担保しているのは
ALPINA独自の数値といえます。
ALPINAはBMWのM/indivisualと同様のラインで製造されています。
切磋琢磨する仲間であり、ライバルでもある2つのメーカーが同じ場所から生まれています。
Mはスポーツでの最高の体験を
ALPINAは車での最高の品質を
目指している場所は異なっていますが、最高を志しているのは同じ。
