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LA NUOVA DOLCE VITA
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先日、都内でFerrari Romaを運転している女性を見かけました
” DOLCE VITA”
甘い生活、華やかで自由気ままな生き方
1950年から1960年台のローマで流行した世界観を取り入れ
そこに新しく適合するようにイメージされたFerrari Roma
LA NUOVAは英語でThe New、
LA NUOVA DOLCE VITAは直訳すると
“新しい甘い生活”という意味です
新規フェラーリオーナーの比率が多く、また女性のオーナーも多いと以前記事を見ましたが
優雅なライン構成なのでクラシカルな雰囲気もあり、そのあたりが人気なのかと思います
久しぶりのソフトトップを採用したローマ スパイダーが話題に上がりがちですが、
ローマもV8 FRのクーペボディとして希少な存在です
優雅なV8 FRのGTクーペ、スポーツクーペだと他にも
アストンマーティン ヴァンテージ
ベントレー コンチネンタルGT
マセラティ グラントゥーリズモ
このあたりがライバルといわれるモデルでしょうか
ローマはどのモデルとも少し異なる志向だと思っています
ヴァンテージはスポーツ志向が強く2+0シート(2人乗り)
コンチネンタルGTは長距離のラグジュアリーなグランドツーリング志向
グラントゥーリズモは4シーターのスポーツGT
ローマは2+2シートレイアウトですがスポーツでもあり、優雅さを持ったGTにもなれる2面性
ヴァンテージAMR、コンチネンタルGTスピード、グラントゥーリズモMCストラダーレなど
各車パフォーマンスモデルもありますが概ねこのようなイメージで大丈夫だと考えています
文章で書くとグラントゥーリズモとローマのキャラクターが似ている印象もありますが
現行グラントゥーリズモが全長4965mm、ホイールベース2930mm
(前モデルのV8は4910mmと2940mm)
ローマが全長4656mm、ホイールベース2670mm
この様にサイズがかなり異なっています
4シーターと2+2といった明確な違いもあります
ちなみにヴァンテージの新型は
全長4495mmとホイールベース2705mm(前モデルは4465mmと2704mm)
コンチネンタルGTは
全長4880mmとホイールベース2850mm(新モデルのGT スピードは4895mmと2851mm)
比較するとローマがコンパクトすぎず、中間のバランスになっているのがわかりますね
“イブニングドレスに身を包んだF1マシン”
これがフェラーリが掲げるローマの開発コンセプトなのですが
ボディラインがピニンファリーナ時代のフェラーリを彷彿させつつ、
現代的な装備や技術を盛り込み、ドレスという表現で日常性を表し
パフォーマンスもしっかりと発揮させるフェラーリらしい表現かと思います
ブルーローマという車名を冠したボディカラーが設定され、
スクーデリアフェラーリのカラーであるロッソ(赤)とは少し異なったイメージを持っていて
ブルー系やメタリック系のカラーコンセプトが用いられるのもローマの特徴ですね
伝統的なロングノーズショートデッキのFRスタイルと
60年代～70年代のシャークノーズを取り入れているのも
クラシカルな雰囲気を纏うのに一役買っています
ドレスや女性比率の話でどうしてもそのようなイメージを持たれがちですが
セパレートコクピット
トランスアクスル式FR
フロントミッドシップレイアウトV8ツインターボ
SF90から採用された新世代8Speed DCT
デュアルパイプ4本出しエキゾースト
等々…
フェラーリの官能的なパフォーマンスはしっかりと感じられます
当店に展示しているFerrari Romaですが、
ボディカラーはGrigio Alloyというブルーがかったシルバー。
外装にはフロントスポイラー、サイドスカート、リアディフューザーに
カーボンファイバーがオプションで取り付けられています。
足元はボディカラーとトーンを合わせたシルバーのホイールで。
ブレーキキャリパーは、スクーデリアフェラーリエンブレムと合わせ
モデナを表す色のイエローをチョイスしています。
内装はブラックのレザーとアルカンターラをを基調に、外装と違いカーボンをあまり取り入れず
クレマ(クリーム色)のパイピングとステッチで柔らかい印象を残しています。
シートもスクエアパターンが選択され、クラシックな雰囲気を感じられる仕様です。
車両オプション詳細やスペックなどはこちらに掲載しております
